練馬K邸新築工事

                                        
  本物件は、UDの専門家でもあり、自身が車イスの利用者でもある施主のK氏との共同作業で出来上がったものです。
    
  車イスの方にも誰でもが安心して気持ちよく暮らせるUDのアイデアのいっぱい詰まった家です。
    
  室内に段差がないのはもちろんのこと、開口部に関しては、引戸は、袖壁を設けることなく引手を2個付け、
    
  開戸もやはり引手を2個付けることで、車イスでも開閉しやすくしてあります。
    
  また、2階の障子は1階から自由に開閉できるように工夫してある等々いろいろなアイデアが一杯です。
    
  またUDの視点だけでなく自然環境や省エネにも配慮されており、
    
  安価な深夜電力と、地下土壌に蓄えた熱エネルギーの輻射熱による暖房方式や、
    
  外気を一度床下に取り入れ 建物の中に自然な風の流れを作って屋根から抜き、建物内を新鮮な空気で満たしながらも
    
  外気に影響されることの少ないシステムを取り入れ、夏でも冷房のいらない空間を作り上げています。

   東京都
2010年
152.59u
Residential

建築中の様子はこちらから
   
   (ガレージ施工前)
車イスでも雨にぬれずに
乗降できる駐車場
車イスでもロープを使って
上階の障子を開閉
    
2箇所の引手。
車イスで使いやすい
車イスでゆっくり
利用できるトイレ